フォーってどんな食べ物なのか?魅力をわかりやすく説明します

フォーって知ってますか。
ベトナムの麺料理の1つなんですけども、名前くらいは聞いたことがあるって人は多いんじゃないですかね。

ボクはもうホーチミンに6年ぐらい住んでいて、ベトナム語の通訳をやってるんですけど。
そんなボクはベトナム全国にあるフォーを食べ歩くのが趣味だったりします。
その経験から「フォーって本当にすごい食文化だな」と思って、いつも感心してるんですよね。

麺料理としては日本のラーメンってのはものすごい洗練されたものだと思うんですけど。
ひょっとしたらフォーはそんな日本のラーメンを超えてるんじゃないかなって。
ひいき目に考えても、それぐらいのことが言えてしまうぐらい洗練された麺料理なわけです。

というわけで今回はそんなベトナムのフォーについて。
フォーという食べ物は一体どんなものなのかっていうのを、3つの特徴からわかりやすく説明したいと思います。

牛骨を使ったスープ

フォーのすばらしいところっていうのはなんといってもこのスープなんですね。

日本人も麺類は結構好きじゃないですか。
で、麺類のキモになるのは当然スープなわけですけど。
このスープにフォーの特徴っていうのは強く表れています。

日本のラーメンのスープのメインに使うのは鶏ガラだったり豚骨だったりするわけじゃないですか。
でもですね、フォーのスープの原料にされているものっていうのは、とんこつでもなく鶏がらでもなく。

なんと牛骨なんですね。
これがフォーがもつ最大の特徴です。

牛骨の味っていうのは割とマイルドでパンチを効かせづらいって言われてるみたいなんですけど、そこにですね、いろんな香辛料、まぁ多分日本人が知らないものも結構混じってるんですけど。
そういうものを複雑に調合することによって、牛骨の旨味って言うものを最大限引き出している、そういうスープなんですね。

日本のラーメン屋さんですら極めていない、牛骨スープっていうものをとことん研究し尽くして産まれたスープ

そういうところにボクは「フォーの文化ってすごいなー」って素直に感心するんですよね。
日本人はラーメンを食べ慣れてるから、おいしいスープって言うものは舌ですぐにわかる人が多いと思うんですけど、フォーの牛骨スープっていうのは飲んだらわかります。

牛骨のスープって極めたらこんなに美味しくなるんだ、って感動するほどの旨味です。
「ラーメン好きな人でハマらない人はいない!」と断言できるくらいに濃厚でリッチなスープなんですね。

「ウチには支店はありません」の看板

これはベトナムの一般的なフォー屋の看板ですが、ベトナム語で「支店ありません」と書かれています。
老舗のフォー屋にはこういう看板が多いんだけど。
なんか、日本人に近い感覚を感じますね。

麺類なのに高級な料理

フォーにはもう一つ面白い特徴っていうのがあるんですけど。
それは麺類であるにも関わらず高級料理に位置してるっていうことです。

普通、麺類って言うと、B級グルメ的なものをイメージする人が多いと思うんですね。
世界的にも多分そういう傾向が強くて、あまりその国を代表する高級な料理って言うものが麺類っていう国はボクが知る限りでは、ないんですけど。
その常識を打ち破っている料理がフォーです。

そもそもベトナム人っていうのは麺類が大好きな人達で、日常的に食べてる麺類の種類からしてハンパじゃないバラエティがあるんですけど。

なんといってもご飯を食べるときに、ご飯の代わりに生の麺が出てきますからね。
それはブンっていう種類の麺なんですけど、ちょっと酸味があってね、市場なんかでも売っていて。
これをご飯の代わりにお茶碗の中に入れてね、普通におかずを食べながら晩御飯を食べるって言う人、結構多いんですよね。

ベトナム人がご飯がわりに食べている麺

これがBún(ブン)って言って、ベトナム人がご飯がわりに食べてる麺類の一種です。
1番安くて1番ポピュラー。
そうめんみたいですが味はちょっと酸味があります。
ベトナムの一般家庭では、普通にこれがご飯茶わんによそって出てきます。

それからベトナムの町中至る所にはフォー以外にもいろんな美味しい麺屋さんっていうのがあって、麺好きの国民性が高じてスープの味は総合的に高いんですね。
簡単に挙げていってもフーティウ、ブンボー、春雨、バンカン、ラーメン、つけ麺、と美味しい麺料理ってのはたくさんあるんですけど。

ほんとベトナムって麺屋ばっか。

晩ご飯にご飯を食べたいってときには苦労することも多いんですよね、、、

そんな麺大国ベトナムにおいて、すべての麺類の頂点に君臨する高級麺料理がフォーです

なんと言っても値段が違います。
ベトナムでフォー以外の麺料理っていうのはだいたい75円〜120円もあれば食べることができるんですけど、そんな中においてフォーの有名店は300〜400円くらいはします。

物価の安いベトナムにおいてこの値段設定っていうのは相当なものです。
ボクにとってもフォーを食べに行く日っていうのは、「今日はちょっといいもの食べようかなぁ」って言う気持ちで行くくらいのもので。
他の料理と比べたら3〜4倍はするわけですから。

ところでガイドブックなんかを見ているとベトナム風ウドンとかって紹介されてることが多いんですけど、ボクから見るとウドンとは全く違うので、ウドンって呼ばないほうがいいと思ってるんですけど。

寿司が英語でSushiなように、フォーはフォーなのです。
最近フォーはアメリカでも人気のようで、アメリカ人もベトナム式の発音で「フォー」って言ってるところを見たりするんですけど。

ちなみに正式な表記ではPHỞ
簡単なので覚えておいて自慢しちゃいましょう。

フォーの麺は米粉を使ってるんですけど、コシがなくてツルツル。
プツプツとちぎれます。

日本ではボクもコシがある固い麺がウドンでもラーメンでも大好きなんですけど、フォーのスープにはどうしてもこっちの方が合うんですよね。不思議なものです。

ヒラヒラとして、のどごしが良いフォーの麺っていうのは牛骨スープにものすごく合います。
ふんわりとしていてスルスルと口の中に滑り込んでくる、そんな感覚を楽しむのが乙なんですね。

上に乗っている肉こそがフォー最大のポイント

フォーは「牛肉を美味しく食べる方法を追求してできた料理だ」っていう話があるくらいで。
フォーの上に乗っている牛肉はフォーのメインとも言えるものです。

日本で言う所のチャーシューみたいなもんですが、この種類が本場のフォーはハンパじゃない。
メチャクチャな種類があるので、初めてフォーを食べる人はまずメニューを見てビックリするはずです。
「選べる肉の種類が多すぎてどの肉を選んだらいいかわかんない、、、」ってなること請け合いで。

フォーを注文するときに選べる牛肉の種類は、有名店ではざっと9種類はあります。
市内にある、名もなきフォー屋さんでも平均してだいたい4種類くらいの肉を選ぶことができるはずです。

半生肉、ステーキ状の肉、トロットロの牛スジ、脂身、牛テール、牛肉のミートボール、などなど。
その他4種類ほどの肉の中から食べたい部位を注文するのです。

こんな説明を聞いただけでフォーの肉に対するこだわり感が十分に伝わってくるとは思うんですけど。

だからこそフォーの上に乗ってる肉をケチっているお店なんかは正直って邪道です。

150円位の安いフォー屋さんでは、肉がチョコチョコっとしか乗ってないみたいなね、そういう店もあったりするんですけど。
もしベトナムで食べる機会があったら、ちゃんとしたお店で食べてもらいたいと思います。
そうすると肉の美味しさにビックリすると思うから。

バーベキューを食べているって感じるくらいに、肉の量はタップリとなければダメです。
これにモヤシや3〜4種類の香草、揚げパンなどをトッピングして食べると最高。
あ、食べる前にはライムを1絞り入れるのも忘れずに。
軽い酸味が牛骨スープにプラスされて、まろやかになります。

現地の人は香草をてんこ盛りにして食べるんですが、フォーはヘルシーなのがいいんですよね。
タップリの肉と野菜。
野菜は健康的だし、肉もガツガツ食べれるし、毎日食べてもなかなか飽きが来ません。

まとめ

と、まぁこんな感じでフォー魅力を3つのポイントに分けて解説してみたんですけど。

実はボクはですね、昔フォーの食べ歩きっていうのをやったことがあって、その時にブログを作って情報を載せてたんですね。
なのでこの記事を読んでフォーに興味が出たって言う人は、ぜひこのボクの昔のブログもチェックしてみてください。

フォーについてもっと詳しくなれると思いますよ。

ボクが昔書いたフォー食べ歩きブログ

フォー食べ歩き日記

フォーの食べ方から、有名店の紹介まで詳細に書いているブログです。
って、自分で言うのもなんですが。
ホーチミンにあるフォー屋の食べ歩き日記。

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yusan

ホーチミン在住7年。元ベトナム語通訳です。日本で働くベトナム人に質の高い教育を施してあげたい。日本に良い人材を送りこみたいという気持ちで教育事業を行なっている日本語教育のプロです。ベトナム人材についてのご相談はボクのメールに直接どうぞ。

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