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[料理]ベトナムで食べるからこその仰天価格!市場のブンリウクア

ベトナムはまだまだ「市場文化」が生きている国で。
若者であっても
お昼は近くの市場で何か食べよう
なんて話をしていることがよくあります。

ボクもよくお昼ご飯を食べに行くんですけど、そんなボクが市場に行ったらこれを食べるよ、っていう市場フードが
Bún Riêu Cua
ブンリウクア

です。

市場に行ったらなんとなく食べたくなるものってあるじゃないですか。
ちょっと普段とは違うものを選択しちゃうっていうか。

日本の市場だったら、そうだなぁ。
海鮮丼とか?
ボクの場合は揚げ物が多いですね。
市場で見かけるパックに入った揚げ物ってどれもおいしそうに見えちゃうんですよね。
さつま揚げとかをついつい買っちゃうわけですよ。

そんな市場で定番の食べ物である市場フード。
これのベトナム版がブンリウクアですね。
ベトナムの市場へ行くと周辺のどこかには売り歩いているおばちゃんが必ずいる。

それくらいポピュラーなものなので、市場へ行ったらボクはまずブンリウクアの屋台を探します。

ブンリウクアの屋台って移動式のタイプが多いので、売り子のおばちゃんもかなりフットワークが軽めな感じ。

すげ笠をかぶったおばちゃんがスープを担いで、市場へノコノコとやってくる。
適当な場所を見つけたら、簡易のプラスチック椅子を広げて販売を開始する。
そんな気軽な感じです。

市場のどこかにおばちゃんは必ずいるはずなんですけど、神出鬼没な感じなのでたまに見つけ出すのに苦労したりします。

このブンリウクアはボクがよくお昼ご飯で食べる麺類なんですけど、どうしてお昼に食べるのかって言うと味が川系のあっさり味だからです。
スープの出汁は
・小さいカニをすり潰して濾した出汁

・カニミソ

です。

サワガニみたいな、川に生息しているカニを大量にすりつぶして、出汁をとります。

この出汁がまたあっさり、さっぱりしていて超飲みやすいんですよね。

ここに小さなカニ達からかき集めた味噌の部分をプラスすることでカニづくしのスープをつくりあげるってわけです。

イメージとしては
出汁が小カニで、タレはカニ味噌って感じかもしれません。

この料理はほんとにカニづくしの料理って感じで、スープの上に乗せてくれる具も
カニのワタを豆腐みたいに固めたもの
であったりして、まさにカニの旨味を満喫できる逸品になっています。

これを基本にしてこの上に追加でプラスされる
・揚げ豆腐
・煮込まれた貝
・トマト

もスープとのコンビネーションが最高。

正直。永遠に食べ続けられるくらいの美味しさです。

こんな手間のかかった料理がたったの75円で食べられるわけですから、ベトナムの市場は本当に神です。
もし日本で食べたら人件費とか、原材料費で800円位はかかりそうな気がするんですが、、、

値段が安い料理って、どうせクオリティーもそこそこなんだろうって下に見られる傾向があると思うんですけど、海外で地元民のソウルフードみたいなのを食べていると時々
クオリティ > 値段
になっている神料理に出くわすことがあります。

このブンリウクアはその典型だと思うんですよね。
こんなに美味い料理、日本の高級レストランでもなかなか食べれないですよ。

[ベトナム料理]ホーチミンで1番人気のご当地料理はフーティウ

ベトナム料理で一番有名な麺類って言えばフォーですよね。
ボクが住んでいるホーチミンでも、もちろんフォーは有名で。
風格のある名店もたくさんあるんですけど。

ホーチミンでもう1つ有名なご当地麺にフーティウっていうのがあります。

この料理のフルネームは
Hủ Tiếu Nam Vang
フーティウ ナムヴァン

ナムヴァンっていうのは漢字に直すと「南蛮」ですから。
日本語に訳すと南蛮のフーティウっていうことになります。

南蛮っていう言い方は日本にもありますよね。
魚の南蛮漬けとか。
あれは確かスペインとかポルトガルの方から来た料理だったと覚えてるんですけど。

まぁ南蛮ってのは読んで字のごとく「南の野蛮人」って意味ですからね。
差別的な感じであまりイメージは良くないんですけど。

昔は今みたいなグローバルな世界じゃなくて、封鎖的な世界にみんな生きていたと思うので。
まぁしょうがないんでしょうね。

その当時の日本人にとっての南蛮はポルトガルやスペインだったのかもしれないですけど、どうやらベトナム人にとっての南蛮は多分カンボジアだったようです。

というのもこのフーティウのオリジナルは実はカンボジア。
カンボジアから伝来した料理がホーチミンの庶民の間で愛される料理になったものみたいだからです。

このフーティウは麺のコシに最大の特徴があります。

フォーの麺はヒラヒラとしていてかなり柔らか目。
そんな喉越しの良さがおいしさのポイントになってるんですけど、フーティウの場合は全然違って。

そうだなぁ。
日本の料理に例えると讃岐うどんみたいな強いコシがある麺です。

このコシがほんとに、なかなか良い。

結構クセになる食感です。

ベトナムで暮らす日本人の中にはフォーよりもフーティウの方が好きだって人も多いみたいなんですけど。
そういう人たちって大体このコシにハマっているイメージです。

麺の大きさはラーメン位で、すごく細いんですけど、コシの強さはうどん並みって言う。
このなかなかに独特な食感がフーティウのおもしろいところ。

似ていると言えば、春雨とか冷麺にも似ている気もするんですけど、やっぱりそれともちょっと違うんですよね。

そんなフーティウの具で1番ポピュラーなのがレバーのスライスですね。
まさにチャーシューみたいな見た目で2〜3枚乗っかっています。

フーティウのレバーって臭みがなくてほんとおいしいんですよね。
例えるなら中華料理のレバニラ炒めに入っているレバーみたいな感じですよ。

あれって、なんか定期的に食べたくなるような、クセになる感じがあるじゃないですか。

まぁボクなんかはこれが食べたくてフーティウのお店へ行くってくらいのものです。
それくらい好き。

それからこのレバーと並んで鉄板の具が豚足ですね。
なかなかフーティウの豚足ってまぁ厚みがあって食べ応えがあるお店が多いんですよね。
骨も結構多かったりするんですけど。
そこは素手で掴みながら、ガブっとね。
かぶりつくのがたまらないボリューム感なんですよね。

ホーチミンでフォーの店っていうと日本円で400円位の、ベトナム現地にしては中々な値段帯の名店も多かったりするんですけど、このフーティウの良いところは値段の安さですよ。

1杯で60円〜ととにかく格安で、庶民の味方です。

その分あんまり
このお店がおいしいんだよ!
っていうような名店はなかったりするんですけど、その分街のそこら中にあるのが便利なところ。

とにかく安いし、どこにでもあるので晩飯はめんどくさいからフーティウでいいや、みたいな。
そんな感じでついつい食べてしまいがちなホーチミンの庶民フードです

ベトナム料理のCanh Chua(カンチュア)は酸味スープの芸術品だ

酸味系のスープでおいしいものって日本ではあんまりないですよね。
中華料理を食べに行ったら、たまーに酸辣湯を食べることがあるってくらいのもので。

酸味をメインとしたスープで「これがおいしいんだよ!」って言える料理はあんまりない気がします。

そんな日本とは逆に、ベトナムでは酸味系のスープが好まれていて。
ベトナム人はあらゆる食べ物にライムを絞って、酸っぱくするのが大好き。

ベトナムの国民食というか、一番人気のインスタントラーメンの味付けだって
Chua Cay
(すっぱ辛い味)
になっているくらいです。

そんな酸味文化が発達しているベトナム料理の中でもボクのイチオシ。
いや、世界で1番洗練されているんじゃないかって言っても過言ではないスープ料理がこの
Canh Chua
カンチュア

なんですよね。

カンチュアの何が凄いかって言うと
ナチュラルな酸味
ここに尽きると思います。

ベトナム人は酢のような人工的な酸味をあまり料理に使わない傾向にあって。
その分野菜とか柑橘類の酸味をうまく取り入れるのを好むみたいなんですけど。
そんなベトナム料理の中でもこのカンチュアは
酸味のデパート
って形容しても良いくらいのリッチな酸味系料理。
非常に複雑でナチュラルな酸味が融合したスープになっています。

トマト
パイナップル
タマリンド

を基本として。

ライムキンカンも使って
スープの中にとても豊かな風味が満喫できる料理です。

野菜や柑橘類の酸味っていうのは複雑な味わいがあって。
トマトなんかはそれ単体でスープにするだけでも旨味があって、とってもおいしいものじゃないですか。

そんな単体でも十分においしいナチュラルな酸味を三重にも四重にもプラスしているのがこのスープのすごいところです。

ただ単に酸っぱいと言うのとは全然違うんです。
いろんな種類の酸味が絶妙に混じり合ってものすごいハーモニーを作り出しています。

またカンチュアは透き通ったスープが特徴的で、見た目にもキレイな一品。

これは、これらの酸味野菜を煮込む前にとる出汁が白身魚だからです。

少し脂ののったナマズのような魚の出汁でとるスープには透明感と絶妙な油分が加わるから、魚好きな日本人にとっても食べやすい味に仕上がっている、ってわけです。

この出汁に酸味野菜や柑橘類のナチュラルな酸味をこれでもか!ってくらいに投入。
そこに砂糖を加えることで酸味と甘味を中和させる、ってわけです。

スープの中に広がった複雑な酸味を砂糖の甘みで中和させ、酢豚のような甘酸っぱくておいしいスープをつくり出すんですよね。

ボクはこのカンチュアにハマってから酸味系のスープが大好きになりました。

ベトナム料理の中でまだあまり知名度は高くないみたいなんですけど。
正直言って「フォーよりもオススメできるかも」って思っているくらい、ボクは素晴らしい料理だと思っています。

酸味文化が発達したベトナム料理の中において最高峰と呼べるほどのスープ。
それがカンチュアなんですよね

ベトナムで独自進化したベトナム風の洋食を3つ紹介してみるよ

食文化って詳しく見ていくと面白いですよね。

日本で独自に進化した洋食っていえば、ハンバーグだとかポリタンだとかオムライスだとか。
そういったものがあると思うんですけど。

もともとフランスの植民地だったベトナムにももちろん、ベトナムの文化に馴染んでいった洋食っていうものがたくさんあります。

まぁ全部あげていてもキリがないので、ベトナム現地ではどこでも食べることができるくらいポピュラーなものを3つにしぼって紹介しようかなと思います。

ベトナム風洋食のベスト3です。 続きを読む

ホーチミンで美味しいベトナムコーヒーを飲む唯一の方法

「ベトナムに行けば本格的なベトナムコーヒーが飲むことができる」と思っている人。
ちょっと考えが甘いです

確かにベトナムにはどこへ行ってもベトナムコーヒーを出すお店が無数に存在していて。
手軽に飲むことができるっていうのは間違いがないわけですけど、そんな甘い考えではほんとにおいしいベトナムコーヒーを飲む事は残念ながらできないと思います。

ということで今回はですね、ホーチミンで本当に本格的でおいしいベトナムコーヒーを飲むほぼ唯一の方法、というのをお伝えしようかなと思います 続きを読む

フォーってどんな食べ物なのか?魅力をわかりやすく説明します

フォーって知ってますか。
ベトナムの麺料理の1つなんですけども、名前くらいは聞いたことがあるって人は多いんじゃないですかね。

ボクはもうホーチミンに6年ぐらい住んでいて、ベトナム語の通訳をやってるんですけど。
そんなボクはベトナム全国にあるフォーを食べ歩くのが趣味だったりします。
その経験から「フォーって本当にすごい食文化だな」と思って、いつも感心してるんですよね。

麺料理としては日本のラーメンってのはものすごい洗練されたものだと思うんですけど。
ひょっとしたらフォーはそんな日本のラーメンを超えてるんじゃないかなって。
ひいき目に考えても、それぐらいのことが言えてしまうぐらい洗練された麺料理なわけです。

というわけで今回はそんなベトナムのフォーについて。
フォーという食べ物は一体どんなものなのかっていうのを、3つの特徴からわかりやすく説明したいと思います。 続きを読む