本場インドでチャイを飲んだら1杯いくらか知ってる?

こんにちは。
世界の魅力的なお茶文化について、いつも研究しているゆーです。
インドのお茶といえばチャイ。
このことに異論がある人は少ないと思います。

インドでは、どこへ行ってもとりあえずチャイです。
そんなインドの超大衆文化とも言えるチャイについて、本場の事情を説明していこうと思います。

・一杯いくらするの?
・チャイ屋の雰囲気は?
・どんなスパイスを使って作るの?

サクッと紹介していくことにしましょう。

本場インドのチャイ。値段は驚きの1杯8円!

インドの物価はそもそもがメチャメチャ安いです。
インドと言ったらカレーをイメージする人が多いと思うんですけど、安い食堂でカレーを食べたらエッグカレー、チキンカレーあたりだと、50ルピー(75円)くらいで食べれてしまう。
そんな驚きの物価です。

実はそんなインドの中でも、特に安さが際立って見えるのがこのチャイです。
というのもチャイは貧乏な人からお金持ちまで誰もが楽しめる超大衆文化。
町中至る所にあるチャイ屋さんは、庶民がほっと一息つくための街のオアシスのような存在ですから、値段の安さは半端なものじゃありません。

チャイ屋には普通小腹を満たせるビスケットや、バラ売りのタバコなんかが置いてるんですけど、それらをセットで頼んでもお勘定はせいぜい20円ほど。
庶民が楽しめる街角のチャイ屋はいつも賑わっていて、社交の場みたいになっているんですよね。

まぁ、インドのチャイって1杯の量は少ないし、地元の人は5〜10分ぐらいでサクッと飲んでしまうくらいのものなわけですけど。
それでもこの安さはやっぱりすごい。
1日に3回だって4回だって通えてしまいます。

ちょっとリフレッシュしたいときには街角の茶屋で一服。
熱々で濃厚なチャイをちびちびと飲みながらタバコやビスケットでひとときの至福を味わう。
これがインド人の作り出した喫茶スタイルなわけですね。

チャイにはいろんなスパイスが、、、入ってない!

カレーを始めとして、インドの食文化について語るときにスパイスを思い浮かべる人は多いと思います。
確かにインド人は何にでもスパイスを入れる習慣を持っていて、ビックリするようなものにだってスパイスを入れてくる傾向にあります。

ボクが1番驚いたのはインドのKFCですね。
毎日カレーばかり食べていて、やや食傷気味になっていたボクが「たまには欧米風の食べ物が食べたいなぁ」と思って入ったKFC。
そのセットメニューの炭酸飲料の中に謎の香り高いスパイスを入れられた経験があります。

なんと言ってもインドってコカコーラにだって、スパイスを入れてくる国ですからね。
この国ではスパイス文化から逃げることはできない。
まさにインド恐るべし、、、、なわけです。

でもそんなスパイス天国なインドなんですけど、チャイって言うのは非常にマイルドな飲み物で。
インドに来た旅行者でチャイを嫌っている人をボクは見たことがありません。

と言うのも、チャイはインドの食文化にしては珍しく、スパイスをあまり多用しない飲み物だからです。
(じゃあ炭酸飲料にだってスパイス入れないでよって話なんですが、、、)

いろんなチャイ屋でボクが聞き取り調査を行った結果判明したスパイスはたったの4種類
・ショウガ
・カルダモン
・クローブ(めったに入ってない)
・インスタントコーヒー(最後に一振りしてくれるお店も)

このシンプルなスパイスを何度も煮立たせて濃厚にしたミルクティーに合わせる。
それこそが本場インドで飲まれているチャイなんですね。

空気を含ませるようにして、ふわっふわっとかき混ぜるテクニックで作られるチャイはシンプルでまさに万人受けする味。
日本人がイメージしがちなガラムマサラなんかは入っていないんです。

インドのチャイ文化。その中心はコルカタ!

インドは非常に大きな国ですから、巨大都市がたくさんあります。
北はデリー、西はムンバイ、南はチェンナイ、東はコルカタですね。

別にこれらを覚える必要はないんですけど、「チャイを楽しんでみたい!」って人がとりあえず覚えておいた方がいいと思うのは、このチャイの文化の本場中の本場はコルカタであるということです。

・地理的にダージリンやアッサムが近い
・茶の文化を広げたイギリスが当時中心都市に置いたのがコルカタ
・インド最大の紅茶オークションがコルカタで開かれる

などなど。

いろいろな理由があるんですけど、ボクがコルカタのチャイを押す1番の理由はチャイの器です。

経済発展著しいインドではチャイを淹れる時にプラスチックのカップを使っている街がどんどん増えています。
でも喫茶文化を楽しむときには「趣」だって1つの大切な要素。
プラスチックのカップで飲むなんて味気ないじゃないですか。

その点コルカタのチャイは素焼きの器で出してくる本格派。
1杯たったの8円のチャイにだって、ちゃんと素焼きの器でサーブしてくれます。

この器もシンプルなものから縦長のもの、そして綺麗な装飾が施された器まで。
いろんな形のものがあって、とってもかわいいんです。

え?飲み終わったらその器はどうすればいいのかって?
地面に落としてカシャン!と割ってしまえばいいんです。

きれいな装飾が施してある器なんかは割るのをためらってしまうんですけど、カップの原料って土ですからね。
割って地面に捨てたらまた土に帰っていくんです。
エコで、文化的でしょう。

経済合理性に流されず、昔ながらのスタイルで提供され続けるコルカタのチャイ。
この街のチャイにはインドの文化的な香りが今でも漂い続けている。
そう感じられるんですよね。

コルカタで超人気のチャイ屋

この写真のチャイ屋は地元民で賑わう名店。
カルティハートです。
細い路地にありながら、夕方には地元の人の行列ができてしまう大人気店です。
ミルクを多めに使用したこってりと濃厚な味が特徴。
チャイを作るコンロは年季の入った岩+炭火
作っている人も仙人風で、なんとも言えない雰囲気が最高です。

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yusan

ホーチミン在住7年。元ベトナム語通訳です。日本で働くベトナム人に質の高い教育を施してあげたい。日本に良い人材を送りこみたいという気持ちで教育事業を行なっている日本語教育のプロです。ベトナム人材についてのご相談はボクのメールに直接どうぞ。

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