「送り出し機関の視察」ベトナムで本当にチェックすべき3つの項目

ベトナム人技能実習生に関わりのある仕事をしている人、受入企業の社長さんや組合さんは実際に現地まで視察に来ることもあると思います。

現地の送り出し機関のレベルをチェックするために来ているのだと思いますが、
そもそもどうやって良い送り出し機関悪い送り出し機関を区別すれば良いのか?
その辺のことをちゃんと理解しているでしょうか。

今回の記事では現地送り出し機関で実際に働いているボクが3つのポイントでの評価の仕方をレクチャーします。
この3つを抑えている送り出し機関は間違いなく「優良」と言えるでしょう。

Point1.社長が長期的なビジョンで仕事をしているか?

現在、雨の後のタケノコのように大量に送り出し機関が発生しているベトナム。
送り出し機関の仕事は完全に「儲かるビジネス」として考えられています。
そういった状況の中で最も大切になってくるのはベトナム人社長の方針とそれからポリシーですね。

長期的なビジョンを持って「薄利でも長くやっていこう」としている会社には、当然高い評価をすることができます。

ただ残念ながら、ボクが今まで見てきた送り出し機関の中で金儲け至上主義的な思考で動いている社長は7割位。
そのような会社は自社の従業員や実習生の質に対して全く責任感を持っていません。

日本から来た社長さんや組合の人たちに気に入られることだけにエネルギーを割いているようなので、このような会社と組むと必ず後々大きな問題になると思います。
ベトナム人はウソを取り繕うことが上手なので、いろいろな質問をして、譲れないポイントに関してはしっかりとした確認作業をすることが必要です。

「社長はどういう気持ちで送り出し機関を経営しているんですか?」
会社の方針は真っ先にチェックするべきポイントですよ。

Point2.日本人のプロフェッショナルが教鞭をとっているか?

「実習生の質」って言うと8割位はこの日本語力で決まると思います。
そして生徒が日本語を話せるようになるかどうかは、優秀な日本人の先生が会話を担当しているかによって決まります。

まぁそれはそうですよね。
ベトナム人の先生がベトナム人の生徒に会話を教える、ってのにはやっぱり限界があります。
これは、例えるなら日本人の先生が日本人の生徒に英語の会話を教えているようなものですから。
やはり会話はネイティブと会話をしなければ伸ばすことができません。

でもここで問題になってくるのは「日本人の先生の給料の高さ」です。
というのも、ベトナム人の先生と比べるとやっぱり日本人の先生っていうのは送り出し機関にとっては高給取りなんですよね。

特に優秀な先生ほど高い給料が必要になるでしょう。

なので会社の経費をケチらずにレベルの高い日本人教師を確保しているかって言うところが非常に重要なポイントになってきます。

上に書いたような金儲け至上主義の会社の場合は、そもそも日本人を雇ってないはずです。

日本人教師のレベルについて

日本人教師の中でも当然レベルの上下っていうものがあります。
あまり言いたくはないですが「引退後の余生をベトナムで、、、」
という目的でベトナムで生活しているお年寄りはアウトプットのレベルが低く、プロフェッショナルではない人が多いようです。
レベルが高い教師というのは優れたアウトプットを出す人のことです。
日本入国までにどんな生徒であれ、ある程度ペラペラにすることができる、そのような結果を出すことができる教師が働く会社と提携しましょう

Point3.少人数制で会話を教えているか?

「1クラスあたりの生徒数」というのは絶対にチェックすべきポイントです。

経費節減のために1人の日本人の先生を30人のクラスに当てがっているような会社がありますが、このような会社では日本語が話せる人材が育つ事は絶対にありません。

だって1コマ1時間半の授業をしたとして「90分÷30人=3分/1人」でしょう。
授業中に先生が休みなしに会話を続けたって、会話できる時間は1人につき5分にも満たないわけです。
これでは会話力の向上は不可能です。

日本人が一日3分英会話を勉強したとしたら、どのくらいで英語が話せるようになるでしょうか?
それと同じ話です。

会話能力の上昇のためには徹底した反復練習が必要ですから、1クラスで生徒は多くても10人までっていうのが実際的な限界値でしょう。

「会話担当の日本人が一人の生徒に対して割いている時間」というものををちゃんと計算しましょう。

「大人数制の会話クラス」は送り出し機関が経費節減をしているという証拠です。
「日本人の会話クラスの生徒数は何人ですか?」
この質問をすることで、その送り出しから送られてくる生徒の質がかなり正確に予測することができるはずです。

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yusan

ホーチミン在住8年。元ベトナム語通訳です。 もともとはベトナム人材関係の仕事をしていたんだけど、現在はコロナのせいで失業中。 良い仕事があったら紹介してください😷

2 thoughts on “「送り出し機関の視察」ベトナムで本当にチェックすべき3つの項目

  1. 青木和治

    こんにちは。記事を拝見してとても参考になりました。愛知県の監理組合職員です。新しい組合ですが、私は他組合から移籍。ベトナム送り出し機関の接待に浮かれる他の職員を心配している毎日です。

    返信
    1. yusan 投稿作成者

      しばらくブログを休んでいて、返信遅れてごめんなさい。青木さん。
      参考になった、とのコメントは記事を書く励みになります。
      悪い送り出し機関ほど接待力は高い傾向にあると思います。
      それに浮かれる日本側組合の職員、、、
      そういった状況はベトナムで働いていると本当によく見るのですが、実際的には接待がうまい会社と提携するのはあまり良いことだとは思えません。
      質実剛健で高い教育レベルを持った送り出し機関と提携する気概のある日本組合が増えると良いですね

      返信

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