ベトナム人はなぜ愛想笑いをしないのか?

ホーチミンに住んでいると、バンコクが近いのでたまに遊びに行くことがあるんですけど。
タイに行く度に驚かされるのがなんといっても「タイ人の笑顔」ですね。

微笑みの国って言うキャッチフレーズはやっぱり伊達ではないなぁ、って。
そう感じるんですよね。

タイ人の笑顔は本当に凄い。

たとえ建前の接客笑顔だってわかっていても、日本人としてはうれしいものがあって。
タイに行くとなにか心をホッとさせてくれる感じがあります。

っていうのもベトナム人って全然笑ってくれないんですよ。

たとえば屋台で食べ物を買ったりするじゃないですか。
そんな時にちょっとニコっと笑ってもらえるだけでベトナムの印象ってすごく良くなるものだと思うんですけど。
ベトナム人ってほんとにそういうことをしない民族なんですよね。

これは本当にベトナムに来た日本人旅行者からよく言われる話で。

ゆーさん。ベトナム人ってほんとに笑わないね

うーん。東南アジアの国ってベトナム以外は愛想が良い国が多いですからね。
そういうイメージでベトナムに来てしまうと

なんだ。この人たち愛想ないなぁ、、、

そんなふうに感じてしまうのも無理はないんだと思います。

まぁベトナム人が初対面の人に対して笑わない民族であるって言う話は事実だと思うので。
こういうことを言われちゃうと、ボクとしても苦笑いするほかなくなってしまうわけですけど。

ベトナム人がどうして笑わないのか?
この問題についてボクが分析した結果を話すと。

自分の感情に嘘がつけない国民性だから

これが原因として挙げられると思っています。

ベトナム人って自分の気持ちに嘘をつかない民族だと思うんですよね。

まぁ。誰だって本音で生きている部分と、建前で生きている部分の2つの自分っていうのが存在しているわけじゃないですか。

日本人の場合は建前で生きている部分が強いですよね。
だから本音が見えづらい。

結構いつでもニコニコしていたりしますからね。日本人って。

外面だけでは何を考えているか全く評価できないのが日本人の特徴なんじゃないかなぁ、と。
そうボクは思っているんですけど。

ベトナム人はこの逆なんですよね。
つまり本音で生きている分が強いっていうことです。
だからその人の気分とか機嫌なんかがとても素直に表現される。

顔に感情が露骨にでているので、ある意味すごくわかりやすい人たちなわけです。
だってそのまんま本音で生きているわけですからね。

いやいや。そうはいっても仕事の時はどうなのよ?
本音を出して感情そのままにしていたら仕事なんてできないでしょ

まぁ確かに日本人的にはそんなふうに考えたくなるところではあるんですけど。
ベトナムでの常識はちょっと違うんですよね。

ベトナム人の接客態度ってその時の機嫌で大きく変わってくるんですよね。
喫茶店でコーヒーを飲む時だって、
まぁ。ウェイターのお姉ちゃんはの顔を見れば、その日の機嫌がいいか?悪いか?は一目瞭然といった感じ。

超わかりやすく顔に出ているので1発で分かってしまうってくらいのものです。

機嫌が悪い時は「八つ当たりか?」って位の態度で接客してくる人も多くて。
こういう人に当たってしまった時は「今日は運が悪いなぁ」と思ってやり過ごすほかはない感じ。

嫌なことをスルーする力っていうのはベトナムで生き抜く上では必須のスキルなわけです。

まぁ逆に機嫌が良い時は屈託のない満面の笑顔で接客してもらえる。なんてケースだってあるわけだから。
それはそれで、プラマイゼロとして自分を納得させるほかないんですよね。

この自分の感情に嘘をつけない
っていうベトナム人の性質なんですけど。
ボクは個人的には割と好きなんですよね。

なんか、お客さんと店員って言う典型的な上下関係から外れたところで、人間と人間としての関係を築ける。
そんな平等感が感じられるからです。

日本での接客っていうのはホスピタリティーがあって、レベルも高くて、とても素晴らしい物があると思うんですけど。
その分お客さんと店員の間には上下関係っていう、とっても大きい仕切りがひかれちゃっているわけじゃないですか。

それで店員さんと仲良くなろうと思っても、分断されちゃっているもんだからなかなか仲良くなれない。
そんな問題点もあると思うんですよ。

そういった垣根がないので店員さんに気軽に声をかけたり仲良くなったりできるのがベトナム人の良いところ。

喫茶店でかわいい女の子が働いていたら、
キミ可愛いね。電話番号教えてよ
なんて事は地元のベトナム人同士でよくやっている光景です。

ベトナム人には多分プロフェッショナルとしての接客、立ち振る舞いはできないんだと思うんですよ。

笑いたくない時にどうして笑わないといけないの?

そんな感覚が彼らの中にはあって。
いくら仕事だからと言って自分の感情まで切り売りはしないというプライドがそこには見える気がします。

その結果外国人から見るとそれが無愛想に移ってしまうんだと思うんですよね。

でもそれって逆に言うと彼らが笑ってくれる時は間違いなく本音で笑ってくれている時だって言うことも言えると思います。

嘘の笑顔がないって言うのは実は結構人間関係を楽にしてくれるものだと思っていて。

シンプルに
笑いかけてくれる人=自分のことが好きな人
になっているベトナム社会では人間関係が築きやすいって感じるんです。

だって裏を読む必要がないですからね。

ボクに笑いかけてくれる店員さんがいる。ちょっと声をかけてみよう。

そんな気軽なアクションで友達がどんどん増えていくのが、ベトナム人的なコミュニケーションだと思うんですよね。
この気さくさがボクは大好きです。

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yusan

ホーチミン在住8年。元ベトナム語通訳です。 もともとはベトナム人材関係の仕事をしていたんだけど、現在はコロナのせいで失業中。 良い仕事があったら紹介してください😷

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